美肌のために、今夜からできることは?
まずは睡眠時間を確保し、寝酒や寝る前のスマホを控えて深い眠りを守ることから始めましょう。起きる時刻をそろえる、寝室の湿度や枕カバーに気を配るといった小さな工夫も、肌のための大切な「スキンケア」なんです。
高価な化粧品を買い足す前に、まずは次のことから試してみてください。どれも今夜から始められるものばかりです。
睡眠が肌に影響するのはなぜ?
肌は眠っている間に修復が進みます。肌の修復を支える成長ホルモンは、寝る時刻ではなく、寝入りの深い眠りで多く分泌されます。反対に、寝不足が続くと、肌の潤いや明るさが低下することも報告されています。
美肌のための睡眠習慣6つ
1. まずは睡眠時間を確保する
成人では7時間前後がひとつの目安ですが、必要な時間には個人差があります。いきなりは難しければ、いつもより15〜30分早く布団に入るところから始めましょう。
2. 寝入りの深い眠りを守る
寝酒は寝つきをよくしても、睡眠の後半を浅くし、朝のむくみの原因にもなります。夕食は寝る2〜3時間前までに済ませ、入浴は寝る1〜2時間前にすると、深部体温が下がるタイミングで寝つきやすくなります。
3. 起きる時刻をそろえる
肌の体内時計も、朝の光でリセットされる脳の時計と連動しています。休日も起きる時刻を大きくずらさないようにしましょう。
4. 寝る前のスマホは早めに切り上げる
就寝直前まで画面を見続けると、光や情報の刺激で寝つきが悪くなり、睡眠時間が短くなることがあります。
5. 寝室の湿度に気を配る
空調で乾燥しやすい季節は、加湿器などで湿度夏50〜60%・冬40〜50%を目安に、結露が出ない範囲で調整しましょう。寝る前の保湿ケアと組み合わせると効果的です。
6. 枕カバーと寝姿勢を見直す
枕カバーは清潔に保ち、肌触りがよく、刺激の少ない素材を選びましょう。うつ伏せ寝の癖がある人は、枕の高さや硬さを見直してみましょう。
睡眠を見直しても肌荒れが続くときは
肌の調子は、睡眠の状態を映す「鏡」でもあります。睡眠を整えることは、肌のためにも、心と身体全体のためにも、大切な「スキンケア」のひとつといえるでしょう。
なお、いびきや日中の強い眠気が続く場合や、肌荒れが長引く場合は、睡眠の病気や皮膚の病気が隠れていることもあります。
気になるときは、専門の医療機関に相談してください。
この記事のまとめ
肌の調子は、睡眠の状態を映す「鏡」でもあります。睡眠時間の確保、深い眠りを守る工夫、起きる時刻をそろえること、寝室の湿度や枕カバーへの気配りなど、どれも今夜から始められます。いびきや日中の強い眠気、長引く肌荒れが気になるときは、専門の医療機関に相談してください。
参考文献・出典
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
- Anson G, et al. Aesthet Surg J. 2016;36(8):931–940
本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的としたものではありません。
症状や治療については、必ず医療機関にご相談ください。
SUPERVISOR
西多 昌規
WRITING
SLEEP ACTION LAB 編集部
SLEEP ACTION LAB の編集チームです。医師・研究者の監修のもと、睡眠の悩みや疑問、そしてさまざまな人の眠り方を取材し、「眠りを、みんなで考える」ための記事をお届けしています。