アロマは本当に睡眠に効果があるの?
香りの刺激が自律神経に働きかけ、リラックス効果をもたらしてくれます。「睡眠 アロマ」と検索する方も多いですが、決して気休めではなく、実験的にも確かめられている効果です。
香りと快眠:アロマの科学的効果
「アロマ 睡眠」といったキーワードで検索したことがある方も多いのではないでしょうか。
香りにはさまざまな研究結果が報告されており、一般的によく知られているラベンダーの香りには、緊張を和らげ気持ちを落ち着かせる効果があり、睡眠にも効果的であることが実験的にも確かめられています。
ただし、ラベンダーオイルには多数の香り成分が含まれているため、そのうちどの成分が睡眠改善に効いているのかは、まだはっきりとはわかっていません。
特定の香り成分として効果が確認されているもの
香りに含まれる特定の成分の中で睡眠改善効果が確認されているのは、バニラのような甘く粉っぽい香りのヘリオトロピンと、シダーウッドやヒバなど樹木に含まれるセドロールです。「安眠 アロマ」を選ぶ際は、こうした成分が含まれているかどうかも一つの目安になります。
香りが脳のどこに伝わっているのか
鼻から入った香り情報は、脳の海馬・扁桃体・視床下部という3つの部位に送られます。記憶に関わる海馬に香り情報が伝わると、その香りに結びついた記憶がよみがえります。

好き嫌いを判断する扁桃体に伝わると、好きな香りであれば心地よさを感じます。
そして自律神経の中枢である視床下部に伝わると、副交感神経が優位になり、リラックスできるようになります。
ただし、睡眠中は嗅覚の働きが著しく低下するため、香りによる恩恵を受けられるのは実は就寝までの時間です。
香りは好みの個人差が大きいので、自分が心地よいと感じられる香りを選ぶことがポイントになります。
この記事のまとめ
香りは脳や自律神経に働きかけ、就寝前のリラックスを促します。ラベンダーのほか、ヘリオトロピンやセドロールなど、睡眠への効果が研究されている香り成分もあります。大切なのは、自分が心地よいと感じる香りを選ぶことです。
参考文献・出典
一般社団法人ブレインヘルスラボ監修『SLEEP PLANNER』PART2「睡眠の応用知識①」第2章5「香り」
本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的としたものではありません。
症状や治療については、必ず医療機関にご相談ください。
SUPERVISOR
丸山 崇
WRITING
SLEEP ACTION LAB 編集部
SLEEP ACTION LAB の編集チームです。医師・研究者の監修のもと、睡眠の悩みや疑問、そしてさまざまな人の眠り方を取材し、「眠りを、みんなで考える」ための記事をお届けしています。