眠れないときはどうすればいいの?
無理に眠ろうとせず、一度布団から出て気分を変えてみるなど、医師が推奨する対処法があります。眠れない自分を責めすぎないことも大切です。
眠れない夜の対処法を医師が解説
睡眠は、環境などの外的な要因や、ストレス・不安などの内的な要因によって、簡単に乱れてしまうほど繊細なものです。日々同じように眠っていると思っていても、日中のちょっとした出来事や行動によって、寝つきが悪くなったり眠りの質が落ちたりしてしまいます。睡眠には、寝ている間だけでなく、就寝前や起床後、さらには日中の行動までもが影響しています。
眠れない原因の多くは「過覚醒・過緊張」
夜眠れない原因にはさまざまなものが考えられますが、その中でも比較的多く見られるのが、入眠時にも考えごとが頭を巡ってしまったり、仕事のストレスや緊張が続いてしまったりする、いわゆる「過覚醒・過緊張」の状態です。就寝時間になっても交感神経が優位なままになっているため、副交感神経を優位にするような呼吸法や筋弛緩法、アロマや音楽などのリラックスできる習慣を取り入れるとよいでしょう。
ベッドの中で「眠れない」を我慢しない
ベッドに入ってもなかなか眠れないときは、一旦ベッドから出て過ごすことがよいとされています。単調に感じる本を読むなどして脳を刺激しすぎないようにしながら、自然と眠くなるのを待ちます。このとき、間接照明などを使って部屋を明るくしすぎないようにするとよいでしょう。ベッドの中で「眠れない」状態を長く続けてしまうと、無意識のうちに「ベッド=眠れず苦しい場所」だと脳が思い込んでしまい、ベッドに入るだけで不安になり、かえって寝つきにくくなってしまうことがあります。いつまでも寝つけないと不安に感じてしまいますが、その不安な気持ちがさらに不眠を招いてしまうため、あまり神経質にならないことも大切なポイントです。
眠れない夜は誰にでもあります。羊を数えて頑張って眠ろうとするよりも、一度ベッドから離れて気持ちをリセットすること、そして自分を責めすぎないことが、結果的にスムーズな入眠への近道になります。
この記事のまとめ
眠れない原因の一つに、ストレスや考えごとによる「過覚醒・過緊張」があります。眠れないときは無理にベッドに居続けず、一度離れてリラックスすることも有効です。「眠らなければ」と焦らず、自然な眠気を待つことが大切です。
参考文献・出典
一般社団法人ブレインヘルスラボ監修『SLEEP PLANNER』PART2「睡眠の応用知識①」第1章1「眠れないとき、どうする?」
本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的としたものではありません。
症状や治療については、必ず医療機関にご相談ください。
SUPERVISOR
岡島 義
WRITING
SLEEP ACTION LAB 編集部
SLEEP ACTION LAB の編集チームです。医師・研究者の監修のもと、睡眠の悩みや疑問、そしてさまざまな人の眠り方を取材し、「眠りを、みんなで考える」ための記事をお届けしています。